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FIFAワールドカップ(W杯)・カタール大会において、優勝経験のあるドイツ・スペインという強豪国に勝利し、大躍進を果たしたサッカー日本代表。
世界35億人が熱狂するスポーツの祭典に前後して、他のジャンルと同じく、漫画やアニメなどでもサッカー関連作品が相次いで盛り上がりを見せている。TVアニメとしては、2022年だけでサッカーを題材にした作品が3本放送された。
90年代に人気を集めた名作を新たに描いた『シュート!Goal to the Future』、Jユース年代の群像劇を多くのJリーガーや日本サッカー協会を巻き込んで描いた『アオアシ』。前年も含めると、W杯中継で大活躍する日向坂46のアイドル・影山優佳さんも出演した『さよなら私のクラマー』もあった。
そしてもうひとつ、今回紹介するのが“史上最もイカれたサッカー漫画(アニメ)”こと『ブルーロック』だ。W杯を全試合無料配信しているABEMAでは、何度もCMが流れているため、何となく知っている人も多いはず。
“イカれた”という強い言葉に目が行きがちだが、“エゴ”をテーマにした『ブルーロック』が描くのは現代サッカーの本質。加えてサッカー漫画ならではのエンタメ性も忘れない。それらは放送中のアニメでより強固に、(作中の言葉を借りれば)エゴイスティックに描かれている。
“史上最もイカれたサッカー漫画”『ブルーロック』とは
漫画『ブルーロック』は、原作を金城宗幸さん、作画をノ村優介さんが手掛け、『週刊少年マガジン』(講談社)で2018年35号から連載中。コミックスは既刊22巻。
2021年5月に第45回講談社漫画賞の少年部門を受賞し、2022年10月時点で累計発行部数は1300万部を突破。メディアミックスとして2022年10月よりTVアニメが放送されている。
高校生年代を中心としたサッカー漫画だが、舞台は部活やクラブチームではない。日本全土から集められた300名もの若者が、生き残りをかけてサバイバル型セレクションに挑む。
しかも単なるセレクションではない。主人公・潔世一(いさぎ・よいち)らが参加する「青い監獄(ブルーロック)」は、日本をW杯優勝に導くエゴイスティックなストライカーを育てるために立ち上げられたプロジェクト。
「ブルーロック」では失格した瞬間にその人物のサッカー人生が終了。今後何があっても日本代表に入れない。
その描写・ニュアンスはさながらデスゲーム。従来のサッカー漫画で重要視されていた「チームワークで勝ち上がる」ことではなく、他者を圧倒するほどの「異常な個性やエゴ」を求め、最後の1人を目指し299人が潰し合う。
チームで勝つのではなく、他を圧倒する唯一無二の個が勝利へと導く──そう納得してしまいそうになるほどの画力・内容でファンを増やしていった。
現実のサッカー界からのオマージュが散りばめられ、時に日本サッカーや実在の選手に向けた否定やアンチテーゼも描く。エッジの効いた表現も際立ち、いまや「史上最もイカれたサッカー漫画」と呼ばれている。
※以下引用先で
引用元: ・『ブルーロック』は怒りを肯定する 史上最もイカれたサッカー漫画で描かれるエゴと思考力 [鳥獣戯画★]
アニメ面白いよ🤣
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