『ドラゴンボール』チャオズはやられ役？　勝率0％でも叩かれない「悲しき理由」

『ドラゴンボール』に登場するチャオズ（餃子）は、超能力を得意とする鶴仙流の戦士です。同じ鶴仙流の天津飯とは相棒で、強い絆（きずな）で結ばれています。チャオズの超能力は敵の動きを封じることが可能で、『ドラゴンボール超』では悟空の動きを数秒間だけ止めたシーンもありました。

※この記事では『ドラゴンボール』登場キャラクターの生死に関わる記述があります。

　さらに気を一気に放出する鶴仙流の技「どどん波」は、スピードも威力も申し分ありません。他にも舞空術や石頭などの武器も持ち合わせており、地味に実力も高いキャラクターです。

　他のキャラクターにはない特殊な能力を持つチャオズですが、残念ながら戦闘力はやや低め。サイヤ人編での戦闘力は610で、同時期の他のキャラクターと比較しても圧倒的に低いです。原作での死亡回数はクリリンと並んで「3回」と最多。ネット上では「最弱キャラ」という声が多いのも事実。クリリン、ピッコロ大魔王、桃白白、ナッパとの対戦でも全て敗北しており、勝率0％であることも話題になっていました。

　しかしチャオズは勝率0％でありながら、ヤムチャと違ってネタにされることもなく許されている風潮があります。ネット上の声を見てみると、その理由のひとつが「かわいいから許せる」という意見です。小柄でキョンシーのような見た目から、チャオズはマスコット的な存在と言われてきました。見た目だけでなく、性格も子供っぽい一面があります。天津飯のことを「天さん」と呼び慕い、仲睦まじい姿も愛らしいと評判です。

　ネット上では「イキってたら叩かれまくったと思う」という声もありました。しかし「チャオズにはそもそも期待していなかったから……」との残念な声も。チャオズの超能力は格上相手には効果がなかったため、後半の戦いでは登場すらしなくなってしまいました。

　チャオズが相手にしていたピッコロ大魔王やナッパは戦闘力が圧倒的に格上で、ボスキャラレベルの強さです。やられ役の印象が強いチャオズですが、敵の強さを際立たせる役割もあったと言えるでしょう。

（マグミクス編集部）